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プロジェクト計画(Project Plan)とプロジェクト統合マネジメント(Project Integration Management)

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プロジェクト計画は、プロジェクト全体をマネジメントするための基礎的か つ統合的計画と言える。またプロジェクト計画は、一度定めたら変更しない静的な計画ではなく、動的または可変的計画と捉えるのが妥当である。したがってゴールに対しての差異をいち早く、正確に測定・把握し、再検討して変更し、またその変更の結果を管理するという計画>実行>コントロールのサイクルが重要になる。

PMBOKではプロジェクト計画の策定を「プロジェクト統合マネジメント」で 規定している。「プロジェクト統合マネジメント」の主要なプロセスは「プロジェクト計画の策定」、「プロジェクト計画の実行」、「統合変更管理」とな る。

「プロジェクト計画の策定」でプロジェクト計画書の初期バージョンが作られる。プロジェクト計画書は、プロジェクト憲章、プロジェクトマネジメントの方法・戦略、スコープ記述書、WBSからPMBOKで定める8つの知識エリアに該当する部分の計画などそのプロジェクトに関する全てのドキュメントの集合体 である。大切なことはこの段階のプロジェクト計画書は完成したドキュメントではなく、その組織のプロジェクト開始の意思決定に必要な情報を満たすレベルのドラフトとも言うべきものである点である。しかしこのドラフトレベルの計画の練り上げ度合いがその後のプロジェクトの成否を決定するほど重要なこ とは言うまでもない。

「プロジェクト計画の実行」は、言うまでもなくプロジェクト計画に基づくプロジェクト作業の実施プロセスである。ここで重要なのは「予防処置」と 「是正処置」を如何に適切に行うかという点であろう。ここがプロジェクトマネジャの経験と質が問われるところでもある。

プロジェクト活動は「生き物」である。したがって様々な予測できない事象によって変更を余儀なくされることは日常茶飯事である。建設プロジェクトで は天候などの要因が考えられるし、ソフトウエア開発ではメーカーから提供さ れたツールの潜在的なバクなどがあるかもしれない。そして重要なメンバーの病気等による欠員などである。

「統合変更管理」はこのような様々な原因によって余儀なくされる変更を、確実にトレースしてプロジェクト計画全体へ変更の結果を反映させ、プロジェクトの進行を滞らせないようにする。

このようにプロジェクト計画はプロジェクト活動をマネジメントするための計画であり、単に成果物をどう作るかというだけの計画と考えるべきではない。 それは、成果物やプロジェクトの目標を達成するために如何にプロジェクトを運営管理するかというもので、経営における経営計画に相当するものと考えるべきであろう。

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