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プロジェクト・スコープ・マネジメント(Project Scope Management)

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プロジェクトでは、プロジェクトの成果物である製品やサービスの特徴や機能をさす「成果物スコープ」と、その成果物を成果物の利用者に引き渡すために行う作業すべてをさす「プロジェクト・スコープ」の二つのスコープがある。「プロジェクト・スコープ・マネジメント」では、このような二つのスコープに関して、そのプロジェクトに含まれるものの範囲を明確にして、プロジェクトの進行過程全般にわたってその内容を管理する。

 PMBOKでは「プロジェクト・スコープ・マネジメント」を「立ち上げ」、「スコープ計画」、「スコープ定義」、「スコープ検証」、「スコープ変更管理」の5つのプロセスで構成する。

 「立ち上げ」は、新しいプロジェクトの発足や、既存プロジェクトの次の段階への移行を、母体組織にオーソライズ(公式な認可を得る)するプロセスである。「立ち上げ」は成果物の概要を記述した「成果物記述書」と、その成果物が母体組織の戦略に合致したものであることを説得する「戦略計画」などの資料づくりから始まり、そのプロジェクトが組織で公式に認められたものであることを証する「プロジェクト憲章」の発行とプロジェクトマネジャの任命で確立する。
 「スコープ計画」では、そのプロジェクトの「成果物スコープ」と「プロジェクト・スコープ」を明確にするプロセスと言える。その結果はプロジェクトの妥当性や成果物記述書の概要、その要素成果物、プロジェクト目標などで構成される「スコープ記述書」と、「プロジェクト・スコープ」のマネジメントの方法を記述した「スコープ・マネジメント計画書」という代表的なドキュメントでまとめられる。
 「スコープ定義」は、「スコープ計画」で洗い出した要素成果物をマネジメントしやすいように、より小さな作業や構成要素に分解する作業であり、そのアウトプットは WBS(ワークブレークダウンストラクチャー) にまとめられる。
 「スコープ検証」は、上記の結果まとめられた「プロジェクト・スコープ」をステークホルダーから承認を受けるプロセス。「スコープ変更管理」はプロジェクトの途中で生じるスコープの変更を記録し管理するプロセスである。

 このように「プロジェクト・スコープ・マネジメント」で、最初にプロジェクトのWhat(成果物)、Who(プロジェクトマネジャ)、How(プロジェクト・スコープ)が明確にされる。

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