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功名が辻と私

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12月10日で、NHKの大河ドラマである「功名が辻」が、終了した。久々の面白い作品であり、感動した。

山之内一豊と妻、千代の話であるが、脚本家である大石静さんが、話の展開を現代風にアレンジし、人生について考えさせられる内容になっている。

昔の話を題材に現代の夫婦の関係、会社とは何か、上司と部下、人生の目的とは何かなどの問題を浮き彫りにしているように私には、感じられる。
一国一城の主を目指し、苦労して土佐二十万石の国主にまで上り詰める物語であるが、必死で出世を目指すサラリーマンの姿がオーバーラップしてくるのだ。
多くの人が、自分の考えや会社での転勤やつらい仕事、自分の目標と家庭のバランスなどをこのドラマを通して考えさせられたのではないだろうか。

千代(仲間由紀恵)のような人が、妻であったらと誰もが思うのは当然であるが、現代社会では、夫婦で同じ目標を持っている人は、いったい何人いるだろうか?また、自分の役割に忠実にまじめに誠実に生きるということは何か?上司と部下との信頼関係とは、何か?子供と親との関係は、どのような形が理想か?などと、自分の問題と置き換えて考えながら一年間ドラマを見てしまった。

一豊(上川隆也)は、真っ直ぐで、無骨で千代のことを誰よりも愛していた。二人で苦労して最後には、四国の河中山(こうちやま)の天守に立つ。その後、まもなく一豊は、病死する。一豊の死後、千代は、仏門に入り、あっさりと土佐を捨て、京都に移り住む。そして数年後千代も亡くなることになるが、土佐藩は、江戸時代の最後まで山内家は、生き残る。

苦労して山内家の礎を築いたことは確かであるが、人間にとって、会社(組織)とは何か、目標とは何か、はたまた人生とは何かを考える機会となった。

ドラマは、私に語りかけてくる出世、金、地位、名誉よりも大切なものがあると。
何事にも誠実さ、やさしさ、素直さが、大切だと思える。
言い換えれば、何にも増して人の命が尊いものであり、誠実に生きることが、大切であると考える。

皆さんは、どうでしょうか?

追伸)本当は・・・・・
私は、仲間由紀恵ファンであり、千代のファンであり、妻との出来事を重ね合わせて観ていた。一豊と違って妻に負い目があるので、千代を真剣に見ている姿を覚られないように注意した自分がいた。恥ずかしい話である。
なかなか、一豊には、なれないですよね!

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Profileプロフィール

林衛
林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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