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「本気、本心、本音」

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私は、本気で遊び、本気で仕事をやるようにしている。いろいろな考えがあると思うが、私には、これが一番楽な方法だ。

多くの人が、本気で遊べない、本気で仕事をできない状況にいる。
尋ねてみると何をするか決めきれないでいるという。なぜ迷うかといえば、原因のひとつは、本気で何事も考えていないからである。浅い考えのまま失敗したくないと思う。
楽をして成果を出すためにはどうしたらよいか、できるだけ努力しなくて済む近道を探そうとするためだ。私から見れば、最も困難なことに挑戦しているように見える。近道は、最初からないものと考え、何をするかを決断し、実行に移すことが、最も早い解決方法だとわからないからだ。迷ったら基本に戻り、着実に進む方法を採用することだ。私が言っていることは、工夫や発明、発見を否定しているわけではない。当然、本気で物事に取り組むことには、工夫、発明は含まれるが、いつも、いつも、発明ができるわけではない。むしろ、常に問題意識を持ち、工夫、改善を続ける中に、発明は生まれることも多い。それだけ多くの問題視点で、物事を検討するからだと思う。偶然、発明や工夫できる点が見つかればハッピーだ。

また、近くにいる人の力を借りることは重要だ。仲間とのコミュニケーションにより、新しい考え方や、改善の方法が見つかることも多い。この際に重要なことは、本気、本心、本音で相手と話をすることだ。
本音が相手に伝われば、より深く相手の人も考えてくれるだろう。人との会話の中からヒントや新たな視点が生まれ、新たな体系が生まれる可能性も多いと思う。
本気で話をするためには、自分のすべてをさらすことになるため、慣れていない人には勇気がいる。自分に自信が無いので、本当のことが相手にわかってしまうことを恐れるからである。多くの場合、相手はその人の「本気でない態度」を見破っている。どの道、誰もが相談したい相手ならば、優秀なので見えているはずだ。自分だけで大きな仕事はできやしないと考えるべきだ。

何もかも曝け出し、本心を明かすことで、深いコミュニケーションが生まれ、信頼を築くことができる。さらに多くの人との「和」が生まれる。

すべての根源は、「本気、本心、本音」の共有にある。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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