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心に響く活動-表彰

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 12月17日 お客様からあるプロジェクトの成功に関わったということで表彰状をいただいた。表彰式では、社長直々に感謝の言葉を示されるとともに、上級の役員の方とプロジェクトの責任者の前で、各社の代表に対して丁寧に表彰状が手渡された。
 私は、社長としてその場に居られることが、本当に嬉しく、この一瞬のお陰でそれまでの苦労や努力をして良かったと素直に感じることができた。
 お客様と時には嫌なことがあっても逃げずに粘り強く仕事を継続させてきた社員やパートナーの方々に心から感謝している。
 そのプロジェクトは、技術的にもマネジメント的にも難易度が高く、大規模で複雑なもので、同種のプロジェクトは、他社ではうまくいかず、成功させた事例は少ない。最初の段階で困難な度合いを見抜き、成功するストーリーを組み立てたことが第一の成功要因である。企画の質が高くなければ、ほとんど成功の可能性はないといってよい。
 第二の成功要因は、お客様からパートナーにいたるまでの強力なマネジメント体制を確立したことと風通しの良いコミュニケーション環境を作ったことである。
 言葉では、簡単に示すことができるが、ピーク時に400名以上になるような体制下でそのような環境を確立することは容易ではない。仕組みづくりだけでは不十分でリーダー、マネジャーが、情動を持って現場を指導、支援し続けたことによりチーム力が高まり、結果として大きな成果に結びついたのだと思う。理論や仕組みだけでうまくいくはずがない。継続的な粘り強く、決して諦めない努力があったからこそ成功に結びついたのだ。
 お客様から仕事や報酬をいただくばかりでなく表彰までされたことは、関係者にとっての最高のプレゼントになった。もう一度困難なプロジェクトがあれば、挑戦する気になるだろう。何よりもましてやってきてよかったと確信できることが嬉しい。
 「表彰」は、いまどき少なくなってしまったが、心に響く贈り物である。

 付け加えておきたいが、効率優先、論理優先の社会の中で、本物の感謝の気持ちがあるからこそ「心に響く活動」が生きるのだ。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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