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新たな成長に向けて-2010

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 新たな年を迎えるに当たって、2010年以降の生き方について語りたいと思う。

 私は、1955年の3月生まれなので、まもなく55歳を迎える。いい年になったものだ。20、30年前ならば、引退しても良い年だろう。体も頭も働くうちに、自分の目標に少しでも近づける努力をしようと思う。子供だった頃の50過ぎの大人の印象は、熟しきっていて老年の始まりのように見えた。実際、自分自身がこの年になってみると体力、記憶力、瞬発力は、20年前に比べて明らかに落ちたが、気力、心の強さは、逆に増したのではないかと思う。何か仕事を終えたときの充実感や物事を判断する際の割り切りの速さなど精神面でも40代よりも成長している面があるかもしれない。

 40代の後半からは、人生の道に迷いが無くなり、人生でできることも逆算できるようになったことで、考えがはっきりして、人生は、かえって良いほうに向かっているような気がする。どういうわけか分からないが、どんどん、酒がうまくなっていることも後押しして人生楽しい盛りである。また、年下や世代の違う若者が、成功しても素直に喜べるようになったことも付け加えたい。年を重ねるということは、必要で良いことで、人間に必要な変化をもたらす。冷静に自分の領分、能力、体力を評価できるようになり、何か大きな仕事をする場合には、多くの人の助けが必要になることを、本当に分かったかもしれない。

 過去から継続して自分の使命だと考えている「IT分野の発展に寄与すること」について、私は、これからの10年間でどんなことを生み出すことができるだろうか?人生で納得できる使命と責任をまっとうできるのだろうか! まだまだ、先は、見えないが、がんばろうという気になっていることは、確かだ。今年は、これからの10年を真剣に考える年になるに違いない。

20代は、無謀な勢いがあり,限りない可能性があるように感じられた。
30代は、少し狭い範囲での仕事ができるようになり面白くなってきた。
40代は、仕事を積み重ね、やっと、仕事とは何か、世の中がどのようになっているかが分かってきた。欲も出てきた。
50代は、使命と責任を果すことの価値が分ってきた。何かを獲得すること“欲”は、間違っていて生み出すこと“価値”の重要性が分かってきた。
60代は、悔いの無い人生を送っていることを実感したい。
70代は、奉仕と次世代の人を育てることに専念したい。
80代は、悟りとは何かを知りたい。
それ以上は、今までの経験では、想像できない世界であるが、世の中には、晩年まで立派な人が多い。

10年毎の人生のグランドデザインを提案します。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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