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日印の架け橋のためのジャパンビジネス成功セミナー(プネ大学)その2

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今回は、実際のセミナーの内容について、説明することにする。セミナーは、私の自己紹介にはじまり、以下の内容に重点を置いたまず、講義の最初に私が、ビジネスを進めるうえで最も大切にしていることを説明した。

私が大切にしていること
・どんなビジネスでも人を中心に考える
・自らチャレンジし、自分の目で確かめる
・常に変革を生み出す
・世界で通用する実力をつける
・個人ではなくチームで何ごとも行う(ワンチーム)
・教育は、組織にとってとても大切

この事は、当たり前のことであるが、実際に実行しようとするとそう簡単ではない。グローバルビジネスで、重要なことは、誰でも理解できることを明示し、本当にやって見せることである。私は、自分流というもの(自分のポリシー)を持つことの大切さを特に海外の人とビジネスを進めようとするときに実感している。
また、私というインドでは外国人である日本人が、どのようなことを好みとする人であるかを浮き彫りにするために、自分の家族のこと、趣味やスポーツなどを紹介した。

・家族:妻(?歳)、長男(27歳)、二男(23歳)
・趣味:ゴルフ、ヨット、音楽(JAZZ)、海外旅行
・我が国について:日本のことが大好きで、日本のことを誇りに思う
・好きな国:英国、アメリカ、インド、中国、タイ、ベトナムなど多数
・好きな人:P.ドラッカー、アインシュタイン、本田宗一郎、松下幸之助、岡 潔、など
・参考:本田宗一郎の言葉、松下幸之助の言葉、アインシュタインの言葉
・好きな言葉:真善美妙、イノベーション
・私の生活:2011年は、海外に90日滞在(プネには、通算30回以上訪問、年間50回ゴルフ、月に1-2回JAZZクラブ、コンサート、世界のワイン、世界中の料理に興味、モレスキン(愛用のアイデア創出用ノート)、毎週の生活リズムとリラックスできる時間を重視

このように、私自身のことを公表することで、外人である私の生活パターンや趣味、嗜好などが明らかになり、親しみを感じてくれるからである。また、インドの好きな点や好きな食べ物、場所、興味などについても話している。

グローバルビジネスで大切なこと
私は、20代の若いころからアメリカ、イギリスとは、ビジネス上の付き合いがあった。通算でインドと7年以上、中国とは20年以上の付き合いがある。中国の場合は、本格的にビジネスを立ち上げたのは、3年ほど前からである。そのような経験の中から大切なことを3つ上げるとすれば、以下のキーワードになる。

・文化の理解(自国の文化、他国の文化の理解)
・言語(英語、日本語、など)
・世界で通用する専門力、実務力

私は、実力のある人が、文化的な理解不足からうまくいかない例を数多く見てきた。また、語学がかなりできるのにビジネスに向かない人もかなり多いと考えている。グローバルビジネスで最も大切なことは、自国の文化の理解(日本人であれば日本文化の理解)が、最初にあり、次に他国の文化を理解し、好きになり尊重できるようになることが肝心である。ただ単に理解しているだけでは足りない。
必要なことは、違いを心の底から認め、尊重することだ。日本では要職についている人でも海外の文化からくる違いの存在を馬鹿にしたり、認めない場合がしばしばあり、国際的な問題まで発展する。本当に情けないことである。このようなことが起こるにはそれなりの理由があると私は、考えている。

日本と日本文化
日本に住んでいる日本人ならば「自明」と思っていることが、外国では違っていることがたびたびある。これには、日本という国の地球上での位置づけ、文化的な事情がある。この事情を理解することにより、より深く外国の文化を理解し、認めることができると思う。
日本についての講義は、インド人に日本という国と日本の文化について理解してもらうことから始めた。日本のことを日本人から聞くことで、インド人に、日本の本質を納得してもらうことを期待した。
さて、日本人にとってもとても難しい日本とは何か(日本の正体、日本の本質)について、私は、私なりの解釈で以下の観点から説明した。

・日本とは何か
・日本文化の特徴と歴史
・日本のグローバル化の進展
・日本の成功企業の特徴
・日本の社会人
・日本社会の直面している課題

次回は、日本と日本文化について、詳しく説明する。  つづく

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Profileプロフィール

林衛
林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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