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【第17回】PMOで自分の強みを活かそう

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これまでPMOの役割(第3回、第4回)や、私が体験したり見たりしたPMOの成功・失敗談(第7回〜第14回)を書きましたが、皆さん今PMOのメンバーになったらうまく活動できそうですか?
「やっぱりPMOは何をすれば良いか解らないし...」
とか
「プロジェクトマネージャの経験がないからPMOは無理」
とか思っていませんか?
でも考えてみてください。以前、“組織・プロジェクトによって様々な形態のPMO“があると書きましたが、様々なPMOがあるのですから、様々な活動があります。よって様々なスキルが必要なのです。
個人で様々なスキルを身につけているスーパーマンはそういません。
ということは、すべて出来なくても出来ることがあれば良いのです。

プロジェクトマネージャ

言うまでもなくプロジェクトマネージャやリーダを何回も経験した人がPMOには必要です。
プロジェクトマネジメント標準策定の活動を行う場合、書籍で学んだもの以外にも経験が相当な部分で生きてきます。
また、プロジェクトマネージャの育成、トラブルプロジェクトの火消し役となると経験がなければ出来ません。

アーキテクト

もちろん開発標準策定を行う場合に必要な人材です。
また、システム毎に適切なアーキテクチャを選定するためのアドバイスや技術的な支援も重要なPMOの仕事です。

システムエンジニア/プログラマ

アーキテクトと共に開発標準の策定が出来る人材です。通り一遍の標準ではなく、サンプルを作ったり、Tips集(豆知識)を作ったりすると非常に使いやすい標準になるでしょう。

ここまではまあ想像がつきますよね。
では「プログラマの経験といっても少ししかないから標準策定なんてできない」と思っている人、PMOの仕事は出来ないと思いますか?
そんなことはありません。自分の強みを活かして出来ることがあります。

私が見たスーパーウーマンS氏

以前携わっていたプロジェクトにPMOがありましたが、そこにひと際若いS氏もPMOメンバーとして参画していました。
ひと際若いということは他のメンバーより経験は少ないはずですが、仕事はいっぱい。

  • 設計書の定型チェック
    標準に準拠しているか、誤字脱字はないか、表現が統一されているかのチェックを行う。
  • レビュー対象物のチェック、管理
    レビュー対象の設計書がすべて揃っているか、再レビュー対象物がすべて揃っていて指摘箇所が修正されているかのチェックを行う。
  • ガイドラインのメンテナンス
    プロジェクトで使用しているルールブック、開発ガイドライン、プロジェクトマネジメントガイドラインでさらに詳細化した方が良い箇所のドキュメント化や不適切な箇所の修正を行う。
  • 納品物の管理
    納品対象物のコピーライトは修正されているか、修正履歴はきちんと書かれているか、日付は正しいか、納品対象が格納されているかを確認する。
  • 連絡網のメンテナンス
    新しくメンバーが追加された場合に連絡網を更新し、趣致する

等々等々(まだまだありました)

並行開発がバンバンあるプロジェクトでしたが、同時並行で上記作業をこなしていました。
S氏の強みである「粘り強さ」「きめ細やかさ」「仕事の速さ」がなせる技です。一番働き成果を出していました。
残念ながら私には絶対出来ません(汗)

S氏のように自分の強みを活かして、自分が組織やプロジェクトで自分が役に立てることを見つければPMOメンバーとして活躍できますよ。

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スーパーウーマンS氏がこのブログを見ているかは知らないのですが、S氏のお近くの方「スーパーウーマン」と勝手に呼んでいたことお伝えくださいm(_ _)m

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Profileプロフィール

関和美
関和美
奈良女子大学 理学部 物理学科(現 物理科学科)卒業 日本電信電話株式会社に入社(NTT分社化によりエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社に転籍)。主に金融系のSEとしてNWシステム 構築の設計、アプリケーション開発の要件定義、設計工程を経験し、その後プロジェクトマネジャーとしてプロジェクトに携わる。 2007年より現職。大規模プロジェクトにおけるPMO(Project Management Office)の運営およびプロジェクトマネジメント支援や、IT構想企画の支援を行っている。PMP。

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