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[涼子さん]【第1回】若手向けのOJTについて

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涼子さんプロフィール

富本涼子
涼子さん(富本 涼子)
部署名:コンサルティング本部
入社年:2008年
大手SIerで基盤技術、営業、開発プロジェクト等を幅広く経験した後、ベンチャー企業にて、システム企画・開発・保守を一貫して手掛ける。
2008年より現職。大規模プロジェクトのPMOや、社内標準策定の支援を行っている。

こんにちは!かずみ先生です。(最近自分のことを“先生”と平気で言えるようになりました。慣れってコワイ...)

今回から、ITI女子部のメンバーに持ち回りでブログを書いてもらいます。

まずは、“かずみ先生のPM、PMOあんなこと こんなこと”の第23回で登場した“ベティちゃん”こと涼子さんに登場してもらいますね。

(参考)【第23回】 さらに弊社女性コンサルタントを紹介します!
https://www.it-innovation.co.jp/2013/03/12-174152/

涼子さんは前回のITI女子部の対談でも登場しており、OffJTの研修とOJTにより成長につなげる要所について話をしてもらいました。

今回は過去の経験をもとにOJTで効果を上げる秘策について教えてもらいます。

なになに・・フンフン・・・そうか、今では度胸があって頼れる涼子さんも、若いころ(!?)はいろいろあったんですね~。

おっと先走ってしまいました。では涼子さんのブログをご覧ください!

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【第1回】若手向けのOJTについて

今回からブログを担当させていただく、アイ・ティ・イノベーション女子部の宴会部長こと富本涼子です。宜しくお願いします。
今後は、私を含めたメンバー6名が交代でブログをお届けする予定です。楽しみにしていてくださいね。

前回のITI女子部ブログは、受講した研修の定着がテーマでした。

研修サービスを提供する会社の社員が言うのも難ですが、実は、社会人が身に着ける仕事スキルの多くは、実際の業務=OJT(On the Job Training)によって獲得されるといわれています。
(もちろん、集合研修による教育も重要ですよ!)

そこで、今回は、特に若手向けのOJTにおいて、私の経験上効果のあった内容についてお伝えしたいと思います。

まずは、ちょっと回り道になりますが、私自身の経験からお話ししましょう。

■ダメ新入社員だった私

もう10数年も前のこと、私は、スケジュールが逼迫して厳しい状況にある大規模開発プロジェクトにヘルプ要員として駆り出され、テスト結果を取りまとめていました。100名の開発者が実施した膨大な量のテスト結果を、カテゴリーごとに分け、時系列でExcelでグラフにまとめるという作業です。

当時は入社したばかりで、「テスト結果をまとめる」という作業自体がチンプンカンプン。手順が全くわからなかったため、2年先輩のSさんに教えてもらい、一緒に作っていきました。二人で午後から作業を始めて、20時頃にやっと完成。そろそろ切り上げようかと話をしていたその時・・・あろうことか、作成した数十ものファイルを、私の操作ミスで全て消してしまったのです!

データは明日の会議に向け、今日中に揃えておかなければなりません。当然やり直しです。自分だけのミスならば、何時までかかってもやり直せば良いことですが、Sさんが折角作ったファイルを消し、迷惑を掛けてしまった・・・私は半泣き状態で、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

そんな私に対して、Sさんは怒ることなく、「もう一回やろう!」と再び一緒に作業を始めてくれ、私も全力を出して集中した結果、23時過ぎに作業が完了。無事予定に間に合わせることができたのでした。

この経験から、私は「仕事というものは、自分一人だけのものではなく、自分の仕事の失敗が誰かに影響を与える可能性がある」ものであることを、深く心に刻みました。

また、単純な操作ミスでファイルを消してしまったことは、「大事な作業では、最後の最後まで気を抜かないこと」を以後徹底することに繋がったと言えます。(正確に言うと、一回では身につかなくて、その後何回も経験を積んでできるようになったのですが・・・)

このようにダメダメだった私も、その後、数年経って、後輩のフォローをする立場になってからは、自分の経験を生かして、早い段階で仕事の重要性を意識してもらうよう気をつけています。そのポイントは、「緊張感のある仕事を任せる」ということです。

・・・と、今回はここまでにさせて戴きます。

次号へ続く・・・

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