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『見真』で1年を振り返る

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 早いもので今年も間もなく終わります。今年もブログに目を通していただき、本当にありがとうございました。

 皆様におかれましてはよき事も悪かったことも、すべてが糧となった1年であったと拝察いたします。

 ICTで如何に経営に資するのか!

 お客様や経営者からの問いに対し、組織として、もしくは企業として応えることを今行わなければならない、そのような年であったと感じています。

 一方で全国的にIT業界は活況で、SE不足が深刻化しています。そのため現有メンバーはプロジェクト対応に追われ、経営に資する取組みを行うよりも、まずは目先の仕事をこなすことに注力しているような現状も目にします。

 そのような仕事の環境を踏まえつつも、年の終わりに一年を振り返ってみたときに、学習や経験してきたことのすべてを良い形で糧にするためには、自分が見てきたことを、素直に受け止めていられたか否かが重要だと感じています。

 私もまだまだ未熟者であるため、つい自分の価値観で物事を見たり、評価してしまうことがあります。

 さてそんな折、出張で京都を訪問した際に少し時間が出来たため、JR京都駅近くにある東本願寺を訪ねました。

 『見真』という言葉はご存知でしょうか? 

 私は始めて目にしたのですが、その境内にある御影堂に入った際、堂内の真ん中あたりの天井付近にその文字が書かれていました。

 『けんしん』と読むようですが、真を見るというこの言葉に、何か惹かれるものがありました。

 早速辞書で調べてみると、かなり深い意味があることが分かりました。

 『見真(けんしん)』
 仏語。智慧(ちえ)によって真理を見きわめること。また智慧は仏語で、相対世界に向かう働きの智と、悟りを導く精神作用の慧。物事をありのままに把握し、真理を見極める認識力。(デジタル大辞泉より抜粋)

 自分の心に手を当てたとき、ここまで深く思考出来ていないことに、はたと気付かされました。

 このような経験をすると、ふと街を歩いていても色々なものが目に入ってきます。

 <四つのテスト>
 言行はこれに照らしてから
 1.真実か どうか
 2.みんなに公平か
 3.好意と友情を深めるか
 4.みんなのためになるか どうか
 ※岐阜県岐阜市にある岐阜公園内に掲げられていたロータリークラブの碑より

 人生が
 行き詰まるのではない
 自分の思いが
 行き詰まるのだ
 ※愛知県犬山市内のとあるお寺の入り口に掲示

 心の扉を開け真実を掴んでいないと、ありたい方向に物事を進めることは難しくなります。それを俊敏に進めるためには、今年の経験と、今年最後に触れた様々な言葉で内省し行動することで、ようやく糧となると思います。

 最後に皆様にとって、さらなる飛躍となる来年もご一緒いただけると幸いです。

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竹内博樹
1991年 筑波大学卒業後、三和銀行のシステム子会社である三和システム開発株式会社(現、三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社)入社。同社にて銀行業務のリテール、法人、国際の各分野において、大規模プロジェクトにおける企画・設計・開発に、主にプロジェクトマネジメントを実行するマネージャとして携わる。また開発後の保守にも従事するなど、幅広い業務でマネージャとして活躍。2004年より当社にて、大規模プロジェクトにおけるPMOの運営およびプロジェクトマネジメント支援や、IT部門の組織改革等、幅広くコンサルティングを手がける。 保有資格:情報処理 プロジェクトマネージャ、PMPほか。PMI会員、PM学会会員。

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