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仕事の基本に立ち返る

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 春ならではの最後の話題として、今回のブログでは『仕事の基本に立ち返る』をテーマにしました。

 人と人がコミュニケーションを図る際、近年はスマートフォンやタブレット端末の普及も手伝って、インターネットを介した文字や写真・動画などを使うことが大きな役割を占めるようになって来ました。例えばカフェを覗いてみると、友人同士で一緒にお茶を飲みに来ているにも関わらず、皆スマートフォンに夢中。肉声としての会話が少ない光景は、今では普通に見えるほどです。また職場においても、特にITの現場では顕著に見られる光景ですが、多くの人が働いているにも関わらず、恐ろしいほど職場は静かです。

 何もかもネット上で会話をすることはいかがかとは思います。しかし口頭や電話で直接会話をすることは、相手の時間を奪うデメリットもあります。そのため、伝えたい内容や相手が置かれている状況に合わせ、適切な手段でコミュニケーションすることが重要です。

 一方でこのように情報のデジタル化が進んでいるからこそ、皆が同じ職場で、同じ時間帯を共有する時間・場所を拘束される仕事のスタイルから、個々人のライフスタイルに合わせて働く場所、時間を選択可能な時代になったとも言えます。

 よって(私を含む)旧人は、これまでの仕事のスタイルを周りに押し付けるのではなく、達成すべき目標を明確にし、その目標を達成するための段取りを明確にし、個々人の役割・責任と仕事における報・連・相のタイミングと手段を決めた上で、個々人が最高のパフォーマンスを発揮できる『働く場』を、会社や管理職として提供することが大変重要になってきていると感じています。

 そのような今の時代だからこそ、大切になってくることが『仕事の基本』だと考えています。

 皆様が育った時代や職場環境によりその考え方は異なるかもしれませんが、私が考える『仕事の基本』をご紹介したいと思います。

1.ビジネスマナーを守る
 例えば
 ・相手に不快感を与えない清潔な身だしなみを心がけること。
 ・お客様・上司・部下・同期に関わらず、相手に敬意を払うこと。
 ・お礼、挨拶が出来ること。
 ・報・連・相を遅延無く出来ること。
 ・職場の規律を守ること。

2.5S
 整理:いらないものを捨てる。
 整頓:決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておく。
 清掃:常に掃除をして、職場を清潔に保つ。
 清潔:整理・整頓・清掃の状態を維持する。
 躾 :決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける。

 ※いらないものとは何か?
  その判断がつかず、資料が山積になっている方を見かけます。
  基準は色々とあるかと思いますが、私は1ヶ月見なかった資料は無条件で
  捨てています。ただナレッジとして活用できる資料は電子データで保管し、
  紙は捨てるようにしています。
 ※躾に関し、ルール・手順を暗黙に守ることが重要だとは思っていません。
  ただ不都合があるからといって、勝手にルール・手順から外れるのではなく、
  ルール・手順の変更を提案し、その内容が実現されるまでは既存のルール・
  手順を守ることが重要です。

3.目的意識を持って行動すること
 言われたから行動するのではなく、目的や価値を常に自ら考えて行動すること。

4.計画・段取り(もしくはプロジェクトマネジメント)
 物事を進める際は、計画・段取りをしてから進めること。
 ※計画・段取りをせずに行動すると、自分がやりたい順位・進め方で行動
  してしまう。そうすると周りの人がその人に振り回され、迷惑を被ること
  になる。
  物事はチームで進めることが多いため、周りの人が協力したいと思えるような
  環境づくりをすることが大切。

 なお上記以外にも、事実に基づきロジカルで相手にとって分かり易い内容で物事を伝えることや、様々なことに好奇心を持ち学ぶことなども、『仕事の基本』だと思います。ただ色々ある中でも、上記1~4が最も重要だと思い、今回ご紹介しました。

 ただブログを書きながら、自分自身の胸に手を当て内省している自分がおりました。

 仕事の基本に立ち返る

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竹内博樹
1991年 筑波大学卒業後、三和銀行のシステム子会社である三和システム開発株式会社(現、三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社)入社。同社にて銀行業務のリテール、法人、国際の各分野において、大規模プロジェクトにおける企画・設計・開発に、主にプロジェクトマネジメントを実行するマネージャとして携わる。また開発後の保守にも従事するなど、幅広い業務でマネージャとして活躍。2004年より当社にて、大規模プロジェクトにおけるPMOの運営およびプロジェクトマネジメント支援や、IT部門の組織改革等、幅広くコンサルティングを手がける。 保有資格:情報処理 プロジェクトマネージャ、PMPほか。PMI会員、PM学会会員。

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