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住友化学システムサービス株式会社 様

インドでの経験をどのように維持、発展させるか
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さて、これからインドでの研修の成果を、実際に会社の中で生かしていくことになります。
三木さん、小野さんの思いとして、「私はこの研修で得たこういうところを、仕事の中でもっと伸ばしていきたい」とか、「インドで経験したことで、これだけは忘れたくない」ということがありましたら、教えてください。それではまず、小野さんから。

◆ 小野

言葉にしてしまうと、ごく当たり前のことですが、やはり日々勉強を続けていかなければならない、と強く思いました。それは時間が経っても忘れたくないと思います。
インドの技術者の方々、他社の研修参加者と同じ研修施設で過ごすうちに、今どういう仕事をしているのかというお話はもちろん、今までどういうプロジェクトを経験し、どんな目標を持ち、それに向かって今何をしているのかという話を、たくさん聞くことができました。 それによって、私自身のモチベーションが上がりましたし、今のままでは、私の目指すゴールには届かないと思い始めました。最終的な目標に届くためには、もっともっと勉強して、その目標に向かってどういったアプローチをしていけば一番いいのかも、戦略的に考えないといけないと思いました。さらに、今後も目標を持ち続け、モチベーションをずっと保っていくためにはどうすればいいのかについても、インドでの研修をきっかけに深く考えることができました。
今回勉強させていただいたことはどの分野に行っても、どういう業務に就いたとしても必ず使っていけるものですし、使っていかないといけないと思います。研修の3ヶ月で得たことは、ずっと活かしていきたいですね。

なるほど、仕事に取り組む姿勢の根本的なところで、大きな刺激を受けたのですね。三木さんはいかがですか。

◆ 三木

まず一つめは、3ヶ月間英語で授業を受けて専門用語も学べたので、それを忘れないように維持をしていくことです。仕事にすぐ生きるかどうかは分からないですけれど、自分なりにまとめておこうと思います。 もう一つ、とてもよかったと思うのは、人脈を作れたということですね。他社の方ともそうですけど、特にインドの方と人脈を作れたのは、自分の英語スキルの維持にとてもいいのではないかと思っています。実は、最初からそれも含めて人脈を作っているところもあるのですが(笑)。友達になったインド人に英語でメールを送って、「間違っていたら直してね」とメールでお願いしておくとか。研修でできた人脈を自分のスキル維持に活用したいと思います。 それから、研修で得たITの知識を忘れないようにするためには、その知識を知らない人、特に後輩と共有する機会を作りたいと思っているところです。実現予定はまだありませんが、そういう気持ちでいます。

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それはとてもよいことですね。まず、最初の英語のメールは、私の経験からもお薦めです。「間違っていたら直してね」という言い方もありますし、「あなたが違う表現で同じことを言うとしたら、どう言うか教えて」とお願いすると、さらに英語の引き出しが増えますよね。相手やシチュエーション、目的によって、多彩な表現を使い分けられるというのは、さらに上級の英語のスキルですし、コミュニケーションの質の向上につながります。

◆ 三木

それは、ぜひ採用させていただきます(笑)。

さらに、知らない人に説明をするというステップを踏むと、ご自分の知識が整理され、足りないところが見えてきます。教える機会は、実は自分がレベルアップする機会でもあるので、ぜひ実行してくださいね。 お二人とも、そういう気づきがあったのはすばらしいことです。

◆ 三木

教えるためには、まずは復習をしないといけないですね。

◆ 小野

弊社では、週に一回程度勉強会をする取組みがありますから、三木さんも、その場でぜひ。

◆ 三木

勉強会は小野さんのいる技術部が主催することになっているのですよ。小野さんも発表するのでしょう?

◆ 小野

その予定です。いま必死に復習して、どういうふうに発表すればいいか考えているところです。

これから実際に取り組む仕事について
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これからお二人はどういう業務に就かれるのですか。なるべく具体的に教えていただけますか。

◆ 小野

私はセキュリティーの関係の仕事をしていきます。弊社と親会社はセキュリティーの規程や基準が整備できている状況にありますが、規定・基準を整備した時に得られた経験やノウハウ、成果物を生かして、今度はグループ会社に展開していきます。「グループ全体でセキュリティーの決まりごとをきちんと整備してチェックして、高い信頼性を持つグループになりましょう」という活動をしています。

まさにグローバル対応をしていくお立場ですね。

◆ 小野

そうですね。今後、国内だけでなく海外のグループ会社にも展開していきます。

三木さんはいかがですか。

◆ 三木

私はソリューション部という部署にいるのですが、その中で住友化学グループの連結決算や決算早期化に関するプロジェクトを担当しています。連結決算は、現在、旬なテーマでもあります。当面はグローバルというよりは、システム開発の要件定義のあたりのフェーズで参画することになっています。

開発の上流のところですね。

◆ 三木

実は私の場合、今まで担当したのが上流ばかりなのです。開発運用は一年ぐらいしかやらず、残りの二年半ぐらいは、ほとんど上流系の業務を中心にやっていたので、なかなかITベーシックを習う機会もありませんでした。グローバルという意味ではあまりインドの経験が生きなさそうなのが残念なのですけれど、プロジェクト管理ではインドで習ったことを実践に生かせるのかなと思っています。

インド研修のカリキュラムにあったソフトウェアエンジニアリングは、国内ではなかなか学べないのです。すぐにお仕事に転用することは難しいかもしれませんが、ソフトウェアエンジニアリングの考え方が身についていると、全然違います。悩んだ時、迷った時に立ち返るところがあるということですから。今後長い目でみると、使えるシーンがいろいろあるかと思いますので、忘れないように教えるための整理をしながら、よく消化されるといいかもしれないですね。

◆ 三木

そうですね。ちょっとがんばって、自分なりに引き出しをたくさん持っておこうかなと思います。

それは楽しみですね。

自然体で活躍できる環境が整いつつある
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女性もITの場で活躍できるのではないかと、今、多くの管理職の方々は思ってらっしゃいます。実際にITの世界で働いていて、女性ならではのこの仕事に対する適性や優れているところは何か、もしくは女性だから持たざるを得ないハンディキャップがあるのかどうか、あるいは性別とは全然関係ないとか、「女性とIT」という切り口で見たとき、何か感じることはありますか。

◆ 三木

女性で得をした点というか、やりやすいのは、お客さまがリラックスしてくださって、懐に入りやすいというところでしょうか。男の人がしっかりキチキチとやるよりは、女の人が「どうですか?」とソフトに一言言った方が、ぽろっと本音をこぼしてくれたりすることがあるので、そういう時は得をしているなと思います。 私はインドに行く前に、女性のほうがメンバー的に多いプロジェクトにいたのです。そうすると、顧客の方も気軽にプロジェクトルームに入って来て、世間話がてら情報を出してくれたということもありました。

お客さま側は男性なのですか。

◆ 三木

そうです。もちろん性別だけでなくお客さまの性格等も関係あるのでしょうが。

◆ 小野

女性だからと差別をされることは全然ないので、三木さんが話されたような利点はありますけども、損することはほとんどないとは思います。

身近に女性の先輩がいらっしゃらなくて、キャリアパスでいろいろ悩まれることもあると思いますけれど、考え方を変えれば、前例がないということをプラスに持っていくこともできると思います。

◆ 小野

そうですね。私の場合は強力な先輩がいるので、頼りにしております(笑)。

◆ 三木

私が頼りになるかはさておき(笑)、弊社もだんだん女性も増えてきているので、心強くはありますね。

インド研修に女性を行かせたというところも、会社としてたいへん前向きだと感じます。

◆ 三木

それは感じます。他社さんの例もいくつかお聞きしましたが、派遣実績の多い会社さんでも女性社員は派遣したことがないといったところもあるようです。

◆ 小野

私もそう思います。

◆ 三木

だんだん働きやすい環境にはなっている気がしますね。少しずつではありますけれども。こうやって研修のチャンスを女性にもくださった時点で、女性社員のモチベーションアップにもなっているのではないかと思います。

確かに、仕事を通じてもっと成長したい、会社や社会に貢献したいという気持ちを持つ女性にとっては、よい時代になってきていると思います。それに、いろいろな種類のITプロジェクトを見てきている弊社のコンサルタントも「女性のほうがタフですよ」と言っています。今回お話をお伺いしても、お二人とも頭がよく、適応力がありますし、精神的にも前向きでタフなのではないでしょうか。

ITという仕事はたいへんですし、これからお二人もさらに責任の重い立場になっていかれると思いますが、今回のご経験を生かして大きく成長され、後進の方々の目標となることを願っております。
今回は、インドから戻られてお忙しいところをありがとうございました。


終わり


構成:萩谷美也子

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