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頭を空っぽにする

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所謂「できる人」は、切り替えと集中力が違う。

 集中力を保つためには、気を抜く時間を意識的につくることも重要である。気を抜く時間を作り「頭を空っぽにする」ことができることは重要な能力だと思う。この能力が無い人は、仕事上の何かがひっかかっていると、極端に成果が落ちてくるし、他の分野への影響が出る。忙しいという言い訳をして正当化しようとする。 忙しいわけではなく、キャパシティが小さく、複数のことを効率的に進めることが、できないだけである。過去にこのような人に様々なアドバイスをしてきたが、一向に改善したためしがない。人の話も聞くのが下手で、受け入れないのだ。

 本当の集中力とは、リラックスした時の放電状態との落差できまる。放電がうまく行かない人は、集中している時の差が少ないため調子良く行っている時でも普段とさして変りはない。やはり、私は、電位差の有る無しが、良い仕事のできる条件だと考えている。いろいろな滝を想像してみよう流量が豊かで落差の大きな滝は、見た目も美しく力強い。日光の華厳の滝、富士の白糸の滝など人にたとえてみよう。あなたは、どのような滝に似ているだろうか。

 さて、頭を空にするには、どのようにしたら良いのだろう。スポーツ、芸術、音楽などの趣味を精一杯楽しむことで「頭を空にする」ことは、実現できる。精一杯楽しむためには、どうしたらよいだろう?答えは、趣味を本当に好きになることである。「頭を空にできない人」は、趣味は、作らなくてはならないと考えるらしく、楽しみではなく苦しみになって長続きしない。結局、外から変えようとしても難しい。誰でも少しは、自己評価できる能力はあるので、まずは、自分が、どのような性分なのかを自覚することが、はじまりだ。自覚し、変えたいと思う気持ちがあれば、次は、持続させることが肝心だ。この方法でしか人は変化しないと思う。

スポーツの秋、芸術の秋がやってきた。
今週もゴルフへ行こう!

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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