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懐かしの英国、そして新たに素晴らしきアイルランドの訪問記 その5

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33年前の思い出を振り返れば・・・

メイヌースでのワークショップの開始

 さて今日は、2018年9月3日の月曜日だ。朝7時に起床し、学内を散歩した後、スタバのパンとコーヒーで簡単に朝食を済ませた。日本はまだ夏の盛りであるが、アイルランドのメイヌースの気温は、朝は摂氏10度前後まで下がる。日中は、日差しさえあれば、日本の秋のような気候で過ごしやすいが、朝と晩は気温が下がる。
 ダブリン郊外の閑静な住宅地にあるメイヌース大学は、公園のような緑の中に建物が、うまく配置されており美しい。キャンパスは南北に分かれていて、北のキャンパスは、低層でいいデザインの近代的な構成になっている。この中には、今回のワークショップの場所になっているベンチャーサポートオフィスやホテルも含まれている。また、南のキャンパスは、伝統的な大学の風景である。まるでハリーポッターの映画のシーンを見ているようだ。実は、英国の国会議事堂の設計者であり、教会、古い図書館、食堂などがあるが、ヨーロッパの伝統的なデザインで統一されている。今回は特別に古く、普段は公開していない旧図書館に案内してもらった。この大学は、アイルランドでも2番目に古い大学であり、17世紀の後半に設立されている。江戸時代に書かれた日本の古書も所蔵されている。

 私が滞在したのは、北の近代的なキャンパスであり、アイルランド在住の企業が、ベンチャー支援をしている建物である。 スペイン、イタリア、アメリカ、インドなど海外からの研究者が参加していて、海外の大学ならではのグローバルな研究体制である。
 私が参加したワークショップでの、印象的なトピックを伝えることにする。
現在、アイルランドでは、スマートシティへの推進が盛んに行われている。ダブリンとリムリックのスマートシティ構想の紹介があった。まずアイルランドの人口について触れておくと、首都のダブリンは、人口55万人で、2番目以降に、コーク(13万人)、ゴールウェイ(8万人)、リムリック(6万人)、ウォーターフォード(5万人)と続く。アイルランドの都市の人口は、想像よりも少ない。また、日本では、アイルランドのダブリン以外のほとんどの都市が知られていない。
スマートシティの構想は、都市のカルチャを反映した特徴のあるスマート戦略があり、市の関係者が大学などの有識者の助言を受けながら都市の近代化を進めている。環境問題や交通システムの効率化など都市行政の変革などが中心にある。さらに、各スマートシティ戦略アピールのためにきれいな小冊子を作り配布している。都市が小さいため大都市に比べて住民や企画者の力がシステムに反映しやすく、いくつかの点で“なるほど”と感心できた。

 ワークショップに続いて、ダブリンのオフィス街に出かけ地元のIT企業を訪問した。英国、日本などの大国にはないアットホームな良さがあった。

 みなさん、オフィスの風景が大都市と違い落ち着いた安心感のある町で働くことを想像してみてください。
アイルランドは、日本に比べ、家庭と会社、行政と個人が、身近に感じられる。食事は派手ではないが、しっかりとした伝統料理がリーズナブルな価格で食べられる。改めて日本は、大国なのだなと思った。

 さて、企業訪問の後に、「やっぱりダブリン行くならギネスだろ!」ということで、(訪問先企業の責任者が招待してくれたのであるが)、ダブリンの中心近くになるギネスミュージアムに立ち寄った。各ツアーチケットに、1パイント分のギネスがついている。ありがたい!

 ギネスは、スタウトというビールの種類が有名なアイルランド一のビール会社である。ギネスは、色が黒いビールだが、その濃厚な色と香りは製造過程で小麦をしっかりとローストするためであり、アイルランドの誇りになっているのだ。

 私はアイルランドに再訪できる日を楽しみにしている。今度は、ゴルフもゆっくり楽しみ、南アイルランドへも行ってみたい。

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Profileプロフィール

林衛
林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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