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【第17回】必要だと思っていることを否定してみよう!

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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

 さて年始早々否定的なタイトルではありますが、ご容赦ください。

 年始にあたり、私もそうですが皆さまも新たな決意を抱かれるかと思います。新たな決意なので、その内容は、とかくこれまで出来てこなかったことにチャレンジするという内容が多いのではないかと思います。

 しかしこれまで一生懸命に仕事に取り組まれてきた皆さまが、さらに新たなことに取り組もうとすると「精根尽き果てて疲弊してしまう」、そんな感覚を、新たな決意をした数日後に感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 時間は有限です。その限られた中で、ある物事に取り組むわけですから、やることの優先順位をつけたり、思い切ってあきらめたりすることが必要になります。

 その場合に大切なことは、「必要だと思っていたことが本当に必要なのか?」を考え、見つめ直すことです。そのような取り組みをしないと、これまでやってきたことと、これからやろうとしていることのすべてが必要だと感じられてしまいます。そのような状態で優先順位付けをしようとしても、甲乙付け難くなり、なかなか判断に困る状況に陥ってしまいます。

 さて仕事を誰もが効率的に進めることができるようにしようと思うと、ある一定の仕事のやり方を決め、そのルールに従い実施することが良いと考えられています。しかしそのルールも、適用する仕事の内容によって最適な内容になっていないと、場合によってはルールを守るために仕事をしているような感覚に陥ります。私が良く目にすることは“ISO”や“CMMI”、“ISMS”、“Pマーク”などの認証取得とその後の活動です。べつに世間で認められている認証を取得することを否定したいのではなく、このような認証取得は、企業がビジネスを行なう上で大変重要なことであるとは思います。でも企業の規模やビジネスの内容、そしてその活動を支援するITの社会的な重要性などを鑑みた場合に、例えば、誰もが米国の国防省並みのルールで取り組む必要性はありません。この例は極端だとしても、ルールを決めると、程度の差はあれども過剰になりがちなのが、“日本人”だと思います。

 そのような気質ともいえるような文化があるため、年初にあたり次のようなことを再考することをお勧めしたいと思います。

Q1:やらなければならないと思ったことをやらなかった場合に、誰が、何に、いつ、どのようなことで困るのか?

Q2:やりたいと思ったことをやらなかった場合に、誰が、何に、いつ、どのようなことで困るのか?

Q3:この事は、本当に今日やらなければならないことなのか?

 即効果は出ないとは思いますが、我慢してこの自問自答を繰り返せば、本当にやらなければならないことが見えてきて、かつ優先順位付けもし易くなると思います。

 私もこのことに関しては道半ばであり、まだまだ修行の身です。ただこのことが一時的にでも実現出来ているときは、自律出来ている、つまり自分を自分でコントロール(=マネジメント)出来ているという実感があるのです。そのような状態を仕事で実現出来ているときは、仕事の目的とそれを実施するための計画を具体的に立て、先々の計画が計画通りに進むよう、利害関係者と内容や打合せ日時などの調整を確実に実施出来ている時に、そのような状態を感じます。つまり常にプロジェクトマネジメントを実践し続けていること、それがとても大切なのだと思います。

 (追伸)
 孔子が言われた次のことに、少しでも近づければ良いのですが・・・
15にして学に志し
30にして立ち
40にして惑わず
50にして天命を知る
60にして耳順(耳にしたがう)
70にして心の欲するところに従って矩(のり)をこえず<\p>

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Profileプロフィール

竹内博樹
竹内博樹
1991年 筑波大学卒業後、三和銀行のシステム子会社である三和システム開発株式会社(現、三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社)入社。同社にて銀行業務のリテール、法人、国際の各分野において、大規模プロジェクトにおける企画・設計・開発に、主にプロジェクトマネジメントを実行するマネージャとして携わる。また開発後の保守にも従事するなど、幅広い業務でマネージャとして活躍。2004年より当社にて、大規模プロジェクトにおけるPMOの運営およびプロジェクトマネジメント支援や、IT部門の組織改革等、幅広くコンサルティングを手がける。 保有資格:情報処理 プロジェクトマネージャ、PMPほか。PMI会員、PM学会会員。

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