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ITI女子部で対談しました(2)

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 前回よりスタート致しました、ITI 女子部ブログですが、今回も前回に引き続き当社の事業の一つである、教育事業について、「教育と現場」をテーマに、コンサルタント(響子さん、涼子さん)と、研修事務局(さりーちゃん)との対談の続きをお送りいたします。前回は、「研修で学んだ内容をお客様が現場で活かしていくには、どうしたら良いのか」、「人の成長には、時間と根気が必要」等、お客様と一緒に仕事をしているコンサルタントならではの意見が聞けて、事務局の、さりーちゃんも、とても勉強になったようです。それでは、続きをどうぞ。

◆テーマ:教育と現場 
 対談者:コンサルタント・・・響子さん、涼子さん
     研修事務局・・・さりーちゃん
     ファシリテーター・・・かずみ先生

~現場力をあげるには、どうしたら良いのか~

さりーちゃん:
人の成長には時間が必要という事には納得できましたが、では、実際の現場でどのようにして、お客様と一緒に仕事を進めているのですか。

涼子さん:
現場に着任したあと、最初にプロジェクト状況をアセスメントして、それから取組み課題を見つけていくケースが多いですが、「○○管理が不足しているから導入すれば問題が解決する」というのはまずありません。プロジェクトは千差万別で、書籍に書かれている一般論では通用しない場合が多いので、実態にあわせつつ、誰に何をしてもらうというのが、顔が見えるレベルで改善策を考えていきます。

さりーちゃん:
その改善策を、どのように進めていくのですか。

涼子さん:
それは、改善策が現場に適用されるように、お客様自身に納得感を持ってもらうことにも心を砕きます。コンサルが抜けたあとに、お客様自身が運用できるようにすることが非常に重要です。ある程度時間がかかっても、お客様自身が施策を一度こなして腹落ちできれば、次回からはコンサルタントがいなくても自ら実施できるようになります。そこまでのサポートを徹底して行う。当社の強みである、現場密着型コンサルですね。

さりーちゃん:
さすがです。頼もしいです。
実は、今あるお客様からのご要望で、1対1の定着セッションを実施しているのですが、どうしても、日々の業務に追われてしまって、研修を欠席される方が多くて、お客様の人事担当の方も、当方も悩んでいます。

響子さん:
人事担当の方と現場が上手に連携出来るようにするには、やはり上司の協力も必要です。

涼子さん:
そう、絶対に必要です。
あと、具体的にその企業が何をされたいのか、ニーズの深堀りも大事です。ユーザー企業、IT子会社、SI会社のそれぞれニーズが違うので、課題や背景を明確にすることですね。進捗管理をするにしても、立場によって内容が変わります。実際に発生している問題を見据えて、適用の仕方を考えるべきです。

響子さん:
教育コンテンツありきよりも、現場の問題に根差した育成の方が定着しやすいです。

さりーちゃん:
確かにそうですね。今の話を聞いていると、単純に研修を受けるだけではなく、教育を受けた方とコンサルタントが一緒になって、仕事を進めていくことが大切だと改めて思いました。

かずみ先生:
これぞ、現場力を上げる!ですね。

~現場への定着へは上司、人事も巻き込みが必要だった!~

涼子さん:
先程も言ったのですが、研修内容を現場で定着させるには時間が必要です。テスト管理の研修を受けても、タイミングよく自分の担当システムが来月からテストを開始する訳ではないでしょうし。

響子さん:
時間も必要だし、上司の方、人事の方の巻き込みが必要です。

涼子さん:
そうですね。例えば、新しいテスト管理手法を学んだとして、若手の担当者が職場に戻り、それをすぐ展開できるでしょうか。従来の手順を新しいものに置き換えたり、今まで実施していなかったことを初めて行うのは、よっぽどの人でないと難しいものです。研修から戻った担当者が何を学んできたのか、上司がきちんと把握してフォローしないと、実際使えるところまで行かないでしょう。当社の教育コンサルでは、「その組織にとってなぜそのスキルが必須なのか、その目的を明確にしなければ、軸がはっきりしない人材育成となる」とお伝えしています。人事、上司、研修を受ける方が一体となって教育に取組んでいただけると、理想的です。そういう意味で、上司の方や人事の方自身も当社の研修を受けてくれると嬉しいですね。決して当社の売上げのために言っているのではありません(笑)。

さりーちゃん:
まさしく、三位一体ですね。とても良い案です。
これからも、教育の定着については、当社としてもぜひサポートさせていただきたいですね。

かずみ先生:
お疲れ様でしたーーー。
やっぱり当社の女性コンサルは頼れますね。今日は良い話ができたので、これから美味しいサングリアが飲みたいの!スペインバルにでも行きません?

涼子さん:
もちろんです!!

響子さん&さりーちゃん:
ついて行きます!!

2回に渡ってお送りいたしました、『教育と現場』についての対談でしたが、いかがでしたでしょうか。   今回の対談で以下の3点が教育には必要だと改めて認識しました。

1) 研修の演習で学んだ仮想プロジェクトでの考え方をもとに、実際のプロジェクトをあてはめて遂行する。

2) 人の成長には根気と本気が必要。

3) 教育の定着をはかはるには、人事だけではなく、教育を受ける方の上司も巻き込むことが大切。

この意見だけではないと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

次回からは、対談で登場した、涼子さんが「OJTについて」ブログを書く予定です。現場密着型コンサルの涼子さんが、どのようにお仕事しているのかとても興味深いですね。
ではまた次回もお楽しみに。

(取材・文/マーやん)

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