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「コミュニケーションの妙」 ~好きなことも、プレッシャーも味方につけてしまおう~

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1月も残すところ数日。今日の東京の最低気温は1℃です。風が冷たくて、出掛けるのが億劫になるくらいの寒さです。皆さんがお住まいのところはいかがですか?

さて、前回はモチベーションについてちょっと書かせていただきましたが、今回はテーマをコミュニケーションに戻しましょう。サブタイトルは、「好きなことも、プレッシャーも味方につけてしまおう」です。

言い換えると、コミュニケーションのコンテンツ=話題にする好きなことはもちろん、コミュニケーションの邪魔をすると思われがちなプレッシャーも、この際、味方につけられるとすごいですよね?という意図です。

コミュニケーションのコンテンツというと、ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、私の考えるコンテンツとは、どんな人の頭や心にも存在するものです。想い、願い、心の声。そんな中でも話す方も聞く方も楽しくなるのは、ズバリ「好きなこと」です。

では、「好きなこと」について話しをするとどんな良いことがあるのでしょう。ここでは、英語での会話を例に挙げたいと思います。

私はお仕事で、海外研修の国内オリエンテーションを担当していますので、どうすれば海外の方と英語でコミュニケーションをとれるようになるか?については、いつも考えています。特に英語で話せるようになったきっかけ、突破口については、自分なりにアンテナを高くしているつもりです。

皆さんも英語を話すシーンを思い浮かべてみていただけますか?

英語が得意で得意で仕方ない、という一部の方を除くと、たいていの方は、苦手意識がおありではないでしょうか?

ところが、英語が苦手でも、自分の好きな音楽や映画、スポーツの話しだとびっくりするくらい話せた、という経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか?

「好きなこと」が味方してくれて話せるようになった例ではないかと思います。私も英語は苦手ですが、一目見て気に入ったワンピースや可愛らしくて美味しそうなお菓子、うっとりするほどよい香りのお茶を買うための交渉は、意外に話せた記憶があります。

次に、プレッシャーを味方につけた例をご紹介しましょう。これは、あるクライアントさん(ユーザ企業の情報システム部門の部長さん)からお聞きしたお話しです。

大変印象的だったのは、「追い詰められたら、話せた。」というものです。その方は、ご本人曰く、英語が苦手とのことでした。にも関わらずお仕事で海外に一人で飛ばされて(!)、大勢の外国人の中で、日本人はたった一人。

そうなると話せるか、話せないか?ではなく、身振り手振りでも、紙に絵を描いてでも意思を伝えなくては、どうしようもない。逃げられない環境の中で追い詰められて、吹っ切れた。上手下手に関係なく、必要なことを伝えられるようになった、怖さが消えたとのことでした。

一説によるとコミュニケーション能力は、聞く力、伝える力、自己開示力、感情コントロール力、関係構築力、セルフ・モニタリング力 というように分解されるそうです。ただ、そういった理屈はちょっと横に置いて、ひたすら好きなことについて話しをしたり、時にはプレッシャーを受け入れ、開き直ってみるのも人生を豊かにする経験の一つではないでしょうか?

さらに言うと、私流の考え方ですが、コミュニケーションは種に例えられるように思っています。良い種を蒔けば美しい花が咲き、美味しい実がなることでしょう。きれいなお花や、美味しい果実を想像しながら、何を話そうかと考えると、ワクワクしてきますね。

さぁ、皆さん!お好きなことはなんですか?周囲の方に、ちょっと話してみませんか?それぞれの個性を生かして、コミュニケーションという小さな種を蒔くことから、はじめてみませんか?

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