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【特別回】2012年を迎えるにあたって

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いよいよ年の暮れ。あっと言う間の師走が早々と最終コーナーを回ってしまいました。
自身、目前の業務(および飲み会・・・)に慌ただしく年末気分は「まだこれから」という状態ではありますが、この機会に急ぎ足で2011年を振り返ってみたいと思います。

なにより今年は未曽有の大災害に見舞われた年でした。東日本の大震災は多くの尊い人命を奪い、海外ではタイの大洪水やニュージーランドの地震などもありました。
そして、一方で、中東における民主化の動きや大阪ダブル選挙、またジョブス氏の死去のニュースなど、自然の中で生きているということ、社会の中で生きているということ、そしてそこで自分が本当に何をすべきかについて、いろいろ考えさせられる事が多かった1年でした。

人の無力さも、人の可能性も、それぞれに強く意識した2011年だったと思います。

そうして考えるに、個人では大きな存在の前では限界があるからこそ「人の想いや、それによって繋がる絆」に対し、人は前に向かって歩く希望を見出すのかも知れません。

しからば、その想いを”正直に”、”真摯に”、”怖がらずに”人に伝えることができているか。

「相手に嫌われたくない」「相手から侮られたくない」「相手から怒られたくない」という気持ちが、その都度に邪魔をしているように感じます。

思い起こしてみると、プロジェクトマネジメントの世界には「コンフリクトマネジメント(衝突や対立の管理)」という言葉があります。
その言葉の意味することを簡単に言えば、「対立を解決する最適な手段、それは徹底的に本音をぶつけあって双方納得の上で白黒つける」ということですが、私も含めてこれはなかなか実践が難しいものです。

プロジェトにおいてもPM自身がまっすぐ本音で周囲に伝えることが重要であり、そこにはじめてプロジェクトメンバーを始めとしたステークホルダー(関係者)も本音で応えることができる環境ができる。そこから生じる全体の高揚した意識によって、期待以上の成果が結果として残るのではないでしょうか。

私の来年の目標:
「一緒に働くパートナー(同僚)の話を先回りせずじっくり聴き、本心で会話する。そしてお互いに成長し高い成果を生む。」

来年39歳、ギリギリながら未だ迷いだらけですが「四十而不惑」の境地を目指したいと思います。

本年も拙い連載にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
2012年も何卒よろしくお願い申し上げます。

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弘中 伸典
1994年、徳山工業高等専門学校情報電子工学科を卒業。 SIベンダーに入社後、数々のシステム開発の現場で活躍。そこで得た多くの経験に感謝しつつも、IT業界における構造的問題に一石を投じるべく株式会社アイ・ティ・イノベーションに参画。問題の原因は、プロジェクトマネジメントの欠如にあると考え、日々のコンサルティング業務を通じてその必要性を訴え続ける。 専門領域は、プロジェクトマネジメントおよびシステム開発プロセスの標準化、PMOの設置と運営、IT投資マネジメントなど。 責任と誠意を持って問題解決に取り組む姿勢を大切にしている。 PMP(Project Management Professional)資格 保有

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