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問題を自分事とする

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ある経営者との懇親会で、出席者それぞれの現在の関心事を披露しあうことになった。

一通り、各人の関心事を聞きつつ自分の番になり、私は以下のように答えた。

「私は、今年60代になって、10年前と違うことは、我慢ができるようになったことと問題の捉え方に当事者意識が持てるようになったことである」

特に最近は、できるだけ問題を自分事と捉えている。自分事とは、すべての問題は、自分と関連があり、自分に関係があるから自分の前に現われるのだと理解することである。

なぜならば、関係なしと考えるとすれば何故そのような問題が、自分の目の前に現われるのだろうか。
意味無く問題が出現するはずは無く、何らかの意味があるはず(今は、分からないが)と考えたほうが自然であり、理にかなっていると理解している。

会社に関係する問題課題、社員の健康上の問題、身内の問題など、私たちは、様々な問題と日々直面している。人間は活動すれば、問題に自然に接することになる。しかし、多くの人は、その問題の責任の所在は、誰になるのか、自分に関係あるのか無いのかを明らかにしたがる。その理由は、面倒な問題に巻き込まれたくないと思うからだろう。しかし、ある人は自分に関係なしとはっきりさせ、自分と分離を図ったとしても問題自体は、無くならないのだ。問題は確かにそこに存在する。人は、問題から逃れようとすればするほど苦しむことになる。

一層のこと、そうであるなら、開き直り、問題の当事者になってみたらどうだろうか。どの問題についても自分の中に取り込み深く考えてみる。問題を自分と切り離すよりも自分に取り込み、自分との関連を当事者意識を持って位置づけてみることだ。私は、そのように考えることで問題から逃げずに自分事として扱っている。

50代と60代と明らかに違うことは、問題の当事者に自然になれるかどうかであったと私は、過去を振り返る。
どんな問題でも開き直れば、自分との関連を正しく見通せるし、例え困難な問題であっても我慢強く
取り組むことができる。開き直りと我慢は、どうやら関係があることも最近分かってきた。

18年間経営者として、ほんの少し分かったことは、自分に降りかかる問題は、自分にとって重要な意味を持っているということと、問題の当事者は複数いるはずであるが、誰にとっても何か重要な意味とメッセージを含んでいると考える。

このことが、分かってきたので、経営や様々な社会での活動は、大変面白くなった。さらに次の事が分かるまで、経営を続けることにした。

さあ、次の問題は何かな?

それにしてもこの夏は暑いね!
みーん、みーん、みーん・・・と毎日蝉の声。何かを伝えようとしているのだろう。
何か意味があるんだろうな~  冷たいビールと枝豆で、リラックス・・・

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Profileプロフィール

林衛
林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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