2024年は昇り竜の年であるが、年初から大地震や航空機の事故が続き苦難の年明けになった。また、政治の面では、アメリカの大統領選があり世界が揺れている。政界の今後の趨勢が大きく変化するかもしれない。中国の動向、ロシアの動向も見逃せない。政治は社会に大きな変化をもたらすわけであるから注視する必要がある。
さて、私たちがITI FORUMを開始したのは、確か2002年頃であったので、足掛け22年、毎年休まず実施してきた。弊社で最もロングランのイベントである。20年以上の間にITは大きく変化をしてきた。弊社のフォーラムが長続きしている理由の一つは、ファンになってくれているお客様が多くいることである。本当にありがたいことで心から感謝している。
経営の側から見るとITが合理化のツールであった時代に、我が社のビジネスはスタートした。その後、ITは企業や社会に徐々に大きな影響を与え続け、経営を左右する要素になり、今では、経営とITを一体で考える時代になってきている。同時に大規模なITの普及利用は、環境への配慮無しでは進められない時代になっている。つまり環境への配慮は、経営課題の付録ではなく、経営の前提条件になってきたということだ。
ITIグループでは、2023年からの事業を第二の創業期と定義し、大きく戦略の転換を図っていくことを決意した。お客様の本質的な要求に応えるにはどのようにしたらよいか、会社の中心に何を置くべきかを再考する時期に私たちはいる。
これからのITIグループの戦略の柱は、ESG、SDGsなどの環境に関連した世界の動向を軸に立脚する。ITIでは設立以来、業種に特化せずIT変革、ビジネス変革をテーマとした事業を進めてきたが、お客様との仕事を積み重ねた結果、自動車、電力、ガスなどのエネルギー、鉄道、商社や物流など社会インフラに関係する比較的大規模なプロジェクトを業務の経験を積み重ねて仕事を進めてきた。
これからの戦略テーマは、以下のものである。
・ESG(環境、社会、ガバナンス)
・GXをビジネスの柱に据えたうえでのDXを追求
・当たり前の話であるが、本気の人的資本経営
従来からのIT変革の軸を継続的に進化させながら、社会インフラ事業への貢献度を高めるような枠組みでITIグループを編成していくことにしたいと私は考えている。
3月7日開催予定のITI FORUMで、私はITIグループのこれからの戦略について話つもりでいる。皆様是非奮ってご参加ください。
▼ITI FORUM 2024 詳細・お申込み▼
https://www.it-innovation.co.jp/forum2024/
蛇足。。。
先日、高校時代の友人たちと古希の会を開いた。古希とは、70歳の長寿のお祝いである。数えの祝いなので2024年に69歳を迎える人たちの集いであるが、まだまだ長寿というのには、実感がない。古希の意味は、字のごとく「稀(まれ)」であり、めったにない・珍しいということらしい。100年近く前の寿命の短い時代に始まった風習なので現代の寿命からすれば、違和感がある。還暦(数えで61歳)は、知られているが、還暦と古希の間に「緑寿(数えで66歳)」あるらしい。
喜寿(77歳)になったらどんな感覚であるか楽しみである。年を重ねるのも悪くないと思う。
もう少しだけ仕事を頑張ろうと自分を励ました。