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隠れ家バー サロン・ド・シマジ(Salon de SHIMAJI)

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大人の時間を過ごす・・・ 

 私は、1月29日から2月9日までの12日間、比較的長い時間インドに出張していた。日本は大変な寒さであるが、弊社の子会社があるインドのプネは、温暖で日本の春先から初夏のような気候である。インドのこの時期は冬にあたり、乾季でもある。だが、三連休の初日の朝に帰国し、いきなり寒波の洗礼をうけた。インド滞在中に、暖かさに慣れてしまったため、寒さは身に凍みた。海外に行っていると、妙に日本的な文化が恋しくなる。前回のブログでは「YUKIGUNI」というカクテルの紹介をした。今回も引き続き、日本ならではの酒の話題である。

「Salon de SHIMAJI」は、新宿三丁目の伊勢丹新宿店メンズ館8階にある。目印はなく、知る人ぞ知る、一度は行きたい大人のバーである。

 バーの名前の由来となった男性の名は、島地勝彦さんだ。1980年代に集英社の編集長として「週刊プレイボーイ」を100万部超えの雑誌に育て上げた人物である。78歳となった今も、コラムニストとして締め切りに追われながら、伊勢丹新宿店メンズ館8階の隠れ家的バー「Salon de SHIMAJI」のカウンターで洒落た会話を楽しんでいるようである。
毎日シガーを吸い、シングルモルトのグラスを傾け、食べるもの、身につけるものに糸目をつけず。本と女性を愛する昭和を代表する“かっこいい”男、島地さんは、実際、週末このバーで会話を楽しんでいるようだ。

 私は、2月11日(祝・月)昼過ぎ2時ごろだったか、「Salon de SHIMAJI」に立ち寄った。店舗はモダンな造りであるが、店舗内の壁には、成長期の昭和を代表する作家、紫田錬三郎、開高健などの直筆の展示物もあり、30年ほど前の昭和を思い出す。バーのサイズは、立ち席のみ。10名ほどの広さで人と話をするには、ちょうど良い。

 まずは、タリスカのスパイシーハイボールを頼んだ。スパイシーさと、タリスカの個性的な味がよくマッチし、一杯目に味わうには最適な選択だ。この店のグラスの多くは、ピサの斜塔のように、傾いている。グラスにも店のこだわりがあるようだ。傾いたグラスが、きれいに並んでいる。いちいち言葉は必要ない。
 ハイボールを少しずつ口に含みながら、カウンター越しに目をやると“SHIMAJI”という名のボトルが、10数本並んでいる。バーテンダーに尋ねると、なんと、サントリーが、Salon de SHIMAJIのために作った、特別なモルトだそうだ。シェリー樽で特別に熟成させたために、まろやかに仕上がっているとの説明があった。私は、せっかくSalon de SHIMAJI に足を運んだのだから、「じゃぁ~、一杯、ロックでお願します。」すると、バーテンダーは、「ロックを承りましたが、ここでは特別なつくりかたをしますがよろしいですか?」と。「わかりました。おまかせします。」と私は、快諾。

 なんと出てきたのは、シェイカーで振り、適度に冷やした氷のないショットグラスに入ったSHIMAJIのロック。そしてシェイクしたロックのウイスキーの風味のする残り氷を二つ目のショットグラスに。さらに大きなグラスに入った水。3点でワンセットの変わり種ロックであった。

 ロックなのだから、氷があるはずというのが一般的な理解だが、SHIMAJIの3点ロックは面白いアイデアで、驚きとやわらかい味わいであった。私は心地よさを感じながら1時間ほどで店を後にした。

あらためて昭和の懐かしく、かっこいい一面を思い出した。
さあ次は、どこのバーに行ってみようか。

男の冒険心、開拓精神、やんちゃな心・・・失わないようにしよう!

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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