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DX(デジタルトランスフォーメーション)はどうやって進めればいいの?

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DXはどうやって進めればいいの?

第1回目の『DX(デジタルトランスフォーメーション)の定義』から始めて、第4回目の今回は、DXの進め方について述べたいと思います。

QDXはどうやって進めればいいの?

『企業の目的は顧客の創造』と述べましたが、他社との競争優位を維持するためには、常に新しい製品やサービスを生み出して、新しい顧客を獲得して行かなければなりません。
会社の経営層からDXの推進を促されたとして、いきなり最新のデジタル技術を、どの領域で、どの局面で使っていくかを考え始めても、新しい変革を起こすことは難しいでしょう。

まずは、自社のビジネスモデルを点検することから始めましょう。
顧客に対して、自社の製品・サービスや効率的なプロセスを利用して、顧客価値をどのように提供し、どのようにして利益を生み出すかを考えましょう。

顧客価値の提供のために、自社の強みはどこにあって、何をより強くするのかを考えて実行しなければなりません。料金の安さにあるのか、サービスの品質にあるのか、あるいはプラットフォームの価値にあるのかなど、それぞれの会社で戦略が違うので、その強みを高めるために地道な投資と行動が必要になります。

また、同時に収益モデルについても検討して、誰からどのようにして儲けるのかもよく考えなければなりません。会員になってもらい時間差で儲けるサブスクモデルや、消耗品で儲けるモデルなど、多様な収益モデルがある中で、自社の製品やサービスに合ったモデルを選択します。

新しいビジネスモデルが明確になったとき、それを実現しようとすると、多くの課題が表面化してきます。顧客に関する膨大なデータを利用して、顧客の困っていることや欲求を探し出すことが必要になったり、安価で使い勝手の良いサービスを実現する必要に迫られることもあります。
そういった課題を実現するためには、最新のデジタル技術やAIを活用することが必須になってきます。

このように、自社のビジネスに関する深い理解と最新のデジタル技術に関する知見を融合していくことで、新たなDXを生み出すことができます。
当然、一人ですべてを考えて実行していくことは不可能なので、多くの専門家が協創して作り上げていくことになります。そのための土台になるのは、なんと言っても組織の風土や行動様式などです。

ADXを進めるということは、新しいビジネスモデルを考えて最新のデジタル技術やAIを屈指して、新しい事業を作りあげていくことです。実現に向けて多くのチャレンジが必要で、何度も失敗を重ねた先に成功があると思います。

そのためには、オープンでチャレンジを肯定する組織の風土を作っていくことが不可欠だと思っています。


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能登原 伸二
■株式会社アイ・ティ・イノベーション 取締役 兼 専務執行役員 ■株式会社ジャパンエナジーの情報システム部門において、長年、情報システムの企画、開発、運用までの幅広い業務に携わり、ITによる業務改革、収益向上を支援してきた。また、その実務を経験する中で、システム開発における開発方法面の必要性を認識し、C/S向け開発方法論の制定、導入を推進。常に顧客と共に考え、行動し、成果を上げることをモットーとしている。

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