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本当のコミュニケーション

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  • 常に平常心で、温かく、明るく人に接します。
  • 人の話を良く訊き、自分の感覚を信じてありのままに意思を伝えます。

この2点は、アイ・ティ・イノベーションの行動指針の記述である。
この記述は、全部で7章から成り立っていて、2番目の指針である。
これは、社員と箱根で合宿を行い作成した。この合宿以来、毎年行動の基本を確認する会を設けることにした。

さて、行動指針では、円滑なコミュニケーションを図るためには、平常心が大切であるし、人の話を良く訊き、正直に相手に意思を伝えることだといっている。

わざわざ、聞くではなく「訊く」と書いてあるのは、「訊く」とは、尋ね聞くということだ。「尋ねる」には、「捜し求める、問う」という意味がある。
つまり、相手が答えないような場合でも、自らの意思で相手に問うて、相手の考えを知ると言うことである。ここまでしなければ、本当のコミュニケーションは、取れない場合がよくある。相手が、いつも心を開いていて積極的にコミュニケーションをとれる状況であればよいが、必ずしもそうではない。

人間は、論理より感情に支配されていると私は考えている。感情的に拒否している状況で、いくら理屈を優先した話をしても滑るばかりだ。言葉が、滑っているということは、相手に意思は到底伝わらないし、同じ方法で時間をかければかけるほど空回りは、激しくなる。空回りなのだから摩擦が少なくどんどん回るだけである。

問題は、コミュニケーションを取る相手を、感情的に嫌いな場合である。そのような場合、相手を攻めたり、自分の主張を、兎に角、伝えようとすることだけは避けたい。この場合、心を開き、正直になり、相手の考えを訊くことに徹することが良い。平常心で、正直になり、心を開くことだ。訊くことは難しいし、意図的に制御しないと聞き続ける事はできない。

訊いて、訊いて、訊いて、最後に自分の感じたままに、ありのままの意思を相手に伝えるのだ。

自分の力でここまでやれば、悔いはないだろう。

この方法のコミュニケーションは、実は、私も挑戦中である。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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