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生き方の発見-ITの悩める仲間に教えたいこと

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人生をより有意義なものとするためには、何が必要か考えてみよう。

忙しいことは、不幸なのでしょうか?
難題を抱えていることと幸せは、同居可能だろうか?
プレッシャーがあると豊かではないか?

人情として苦労するより楽するほうが良いと考えるのは自然だろう。
しかし、多かれ少なかれ組織で仕事をしている人は、想定や理想とはかけ離れた場面に出会う。何も起こらず平穏に生活できること自体が、不自然である。
また、ちょっとしたことで右往左往する人がいるし、はっきりとした目標が無いので、いろいろなことにいつも気が散っている人もよく見かける。自分の目標やビジョンがはっきりせず、大した努力もしないで何かを手に入れようとする。視野が狭く考え方が、暗い。さらに、自分には運がなく、苦労を背負わされていると考えている人がいる。「なぜ、自分だけ・・・・」と考えるのは、間違っていると私は思う。
世の中(世界的な)という広い視野でポジティブな目標を掲げる。その目標に自分が貢献できることは何かを考え、さらに具体的な行動計画を立てる。

責任を持って主体的に行動できた人が、何かを手に入れるのは自然だ。また、明確なビジョンや目標を持ち、努力し続ければ得られるものも多い。お金を手に入れることや、欲しい物を手に入れることを目標にすることは可能であるが、私には、少し違うように思える。お金や物は、目標ではなく手段である。本当に重要なのは、はっきりとしたビジョンと実現する過程(プロセス)にある。

今は実現されていないが、社会に貢献できる仕組みや考え方を確立することや、現状の製品やサービスを考えられないほど高いレベルで良くすることなど「社会に貢献できる何か」を目標にすることが、人間にとっては必要ではないかと思う。ちょっとやそっとでは実現できないようなことを目標に掲げ、一歩一歩、努力していくプロセスこそが経験になり、その人にとって誰も奪うことのできない何かになる。得がたい人との出会いや努力した経験そのものが、大きな財産になるだろう。また、何かへの貢献を実感できるプロセスを自ら踏むことに、困難や多少の苦痛は伴うだろうが、大きな喜びを感じるだろう。このように考えると「成果」「人の和」「人との絆」の意味が、鮮明になると思う。人が成功するということは、その人のみで成り立つことは無い。その人と他の人との絆(パートナーシップ)、和(ネットワーク)が無ければ、存在できない。

私はITの世界の人間で、長期的なテーマに誇りを持って取り組んでいる。お客様や関係者が、「感動し喜んでくれる場面に出会うこと」が、そのまま喜びになる。乗り越えたプロセスと経験があればこそ、感動や喜びを人は感じるのだ。

晩年に人生を振り返ってみて良かったかどうかは、何を目標にしたか、そしてそれをどのよう理解し、本当に行動したかで決まると思う。

自分とは何であるかを真剣に考えてみるとよい。この場合、決して現状の環境を否定しないほうがよい。むしろ、すべての制約を忘れて、本当の自分が何を望んでいるかをはっきりさせることが良いと私は考えている。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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