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暑くてもゴルフ

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7月中旬から毎日暑くて湿度が高い日が続いている。
私は、毎週末はゴルフに行っている。

日曜日の赤羽ゴルフ倶楽部、今日は、インスタートである。午前中のインは、トリプルボギーがあるものの何とか45で我慢のスコアだ。アウトに入ってからさらに気温が上昇するが、慎重にボールを運び7番まで41、最終ホールは、182ヤード、パー3のショートホール、パーで上がればスコアは89だ。

私は、オナーだ。最終のショートには、前にプレーする2組が溜まっている。

暑いので早く終わりたい。心の中では、前の二組に、早くプレーしろ!!!と思っていた。

このような場面で待たされると、思わぬことが起こることが多い。

オナーにはなりたくないものだ。プロでも最終ホールは、信じられないようなミスを起こすことがある。待ち時間が長いほどいろいろなことを考える。

そして順番が来た。私は、いつものように5番アイアンを持った。ボールを置き、アドレスをする。しっくりこない。左足の位置に違和感があった。もう一度仕切りなおそうか・・・。ずいぶん待ったし、まあいいや、ショットしてしまおう!

シャンクだ!!! ボールは、右斜め20度方向に飛び出した。OBかもしれない。

なんとかラフに止まってほしい。そんな想いも空しく私のボールは、これまで行ったことも無いような場所へ消えた。次のショットは、左へワンペナ、打った瞬間に左方向へ強くボールが出た。5度右方向ならばワンオンだ。結局、パー3は、7になり44のはずのアウトは48になり、トータル93になった。私の腕前では、90から95のスコアは、決して悪いほうではないが、ここ2,3年で年間30回から40回プレーするようになって、ゴルフをより深く理解できるようになった。もう少しうまくなれば、さらにいろいろなことが見えるだろう。

18ホールでパー72のゴルフのプレーは、人生や経営の縮図と理解することができる。ゴルフを通して別の領域の経験が一日で再現するのだ。18ホールのプレーを通して積極的に攻める場面や慎重にすべき場面が現れる。18ホールをアウトとインの9ホールずつに分けてカウントする。最初のハーフが調子が良くても、後半のハーフが、うまくいくとは限らない。ハーフの9ホールを、3分割したとき、重要なポイントは、最初と最後の3ホールのセットだ。朝の最初の3ホールは、大叩きしやすいので相当慎重にならなければならないし、最後の3ホールは、スコアを作るために重要だが崩れることが多い。慎重に何かを始める、最後を着実に実行することは、人生やビジネスに通じる。人生が、一日で再現できるのだ。悪いことが起こっても次のホールでは、忘れて切り替えが必要になる。4人のプレーヤーが、自己責任で自分と戦う。

すべてのショットは、100%自分の意志で打つ。

ゴルフの世界は、プロとアマチュアの差が、顕著だ。玄人の技は、誰が見ても素晴らしいし、トッププロは、マナーの面でも優れている。成長すればするほど見えないものが見えてくるのもゴルフの楽しいところだ。

アマチュアにとってありがたいのは、ハンディがあるところだ。どのような腕前でも対等に楽しむことができるのだ。人生、ビジネスには、ハンディは無いが、ローハンディの人ほど振舞いに余裕ができるのはなぜだろう。努力の結果得たハンディからは自信と誇りが感じられ、他人に気遣いができるようになる。ゴルフを通して友人も増えたし、いろいろなことが得られたと私は感じている。

人生で仕事は重要な位置を示すが、仕事以外でスポーツや芸術などに取り組むことがさらに仕事に磨きをかけ人生を豊かにすると思う。

さあ、次は、どこでプレーしようかな。楽しみだ。

オナー:オナー (honor)とは、 ティーショットで一番先に打つ人に与えられる総称。 オナーはラテン語で栄誉の意。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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