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「ワールドカップに思う ~痛い目にあうのは運命で、次の変身への教訓~」

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2014年のFIFAワールドカップは、日本は残念ながらグループリーグ敗退に終わった。ここ数年、日本のチームプレー重視のサッカーは、世界でも注目(一部ではあるが)され、強化されているように感じていた。また、ワールドカップ直前の強化試合でも、課題はあったが、まずまずの戦いを行い、一定の成果が得られたかのようであった。私を含め多くのサッカーファンが、そう思っていたに違いない。スポーツは、やや、期待先行で、楽観的であったほうがよいと、私は考えている。スポーツには国を元気にする力があると、私は考えているからだ。有力選手が、期待以上に活躍し、チームで勝利を手にする日本型の緻密なプレーが、欧州や南米の強いサッカーに対して、一泡ふかせる筈であった。しかし結果は、2敗1引き分け。「たら」「れば」をいえば、きりが無いが、正直なところ“弱かった”。私たちが、予測できないほどライバル国のサッカーは、本番に強く、進化していた。これは、どう見ても事実だ。予測できない攻めに俊敏に対処できず、揺さぶられて得点を許してしまう。また、あせって前方での単調な攻めに終始し、時間ばかり費やしてしまう。日本チームのいつもの悪いパターンに戻ってしまった。
今回、日本の選手もザック監督もサポーターも力は出し切ったと思う。また、サッカーに関するマナーについては、誇れるものであったと評価している。しかし、結果は結果である。私たちは、この残念な結果を真摯に受け止め、次の一歩を踏み出さなければならない。冷静に振り返れば、ザックジャパンの戦略、采配に問題は無かったのだろうか。また、日本チームの長期的な視野での育成、方針は、どうだったのか。様々な、点で検証が必要だろう。

これから何をすべきなのかを考えてみたい。

・長期短期の方針と戦略
・身体能力に適したチーム作り
・メンタル面の強化
・個人技とチーム力のバランス
・試合の戦術
・俊敏さと切り替えの速さをいかに創るか  ・・・・・

次期監督選びより大切なものがあると思う。
日本のサッカーのビジョンを見直したい。これからの日本のサッカーをシンプルな言葉で示そう。
日本におけるサッカーに関する育成構造、ビジネス構造を根本から創り変える。選手のメンタルと身体をプロフェッショナルとして鍛える仕組み作り。海外への留学とチームのコラボレーション。楽しんで強くなる方法など、真因となるヒントは数多く得られたのではないか。

問題は、どう認識し何を次に行うかである。

今後の日本のサッカーの変身に期待したい。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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