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「じっくり時間を掛けて大切な判断を行う ~伊豆・川奈にて~」

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断食がてら、9日間掛けて、2-3年先のことを考えることにした。

考え抜くためにすべきことは、“ひとり”になることである。仲間とのワイワイ、会食、酒が大好きな私である。今回は、環境も変化させ、食事も酒も絶ち、時にはコミュニケーションも絶つ。
一度何もかも忘れ、2-3日間で、普段とはまるで違う、すっきりとした頭にすることが重要だ。
現実の延長線上で安易な決断はしない。誰をどのように処遇すべきかなど人に関わる課題は、扱わない。お金のことや具体的な組織の在り方についても後回しにする。人と金の問題は、正しい判断の邪魔になる。

自分たちは今後「どのようになって行かなきゃならないのか」、今は、実現していないが成るべき自分たちのイメージをはっきりさせること、それが最初の課題である。
次に、それはどのような課題要素に分解されるのか、を考えてゆく。
来るべき新たな時代に向け、会社が現在のままではそこに行くことが出来ないであろう現行制度上の問題点は何か、それに対して如何に工夫したらよいのか、あるいはどこをどのように変えていったらよいのか。例えば、会社の高齢化対策、新たな教育コースのアイデア、まだ気が付いてはいないが、2-3年内に必要になる重要な決断事項の洗い出し、新しい時代に適合したサービスと運用形態を検討など。大小様々で、雑多な事柄を検討する。

そして、それを実現するためには、何を考えるべきかを絞り込みメモする。

準備ができたら

-自分の精一杯の力で考え抜く。
-大局的に考える。
-俯瞰的に考える。
-社会的な価値を考える。
-自社の成果を考える。
-自社の成功のイメージを描く。
-最後に自分自身が何をすれば成功するかを考える。

私は、経営を、雑多なものを扱うことと理解している。良い経営は、雑多なものを頬って置かないで、その中から何かを見つけ出し、「本当に決断し、実行に移すこと」と考えている。

実行に移すことを決断したら、「自分にできるんだ」と刷り込むことにしている。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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