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IT組織には、改善と挑戦の文化が無い

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多くのIT組織と一般の組織の人と会話をする機会が私にはあるので自然と違いに気がつく。

長い間IT組織に身を置いているマネジメント層の人の考え方の特徴は改善や変化を創出する文化が無いと言って良い。または、好まない。

なぜそのようなことが起こってしまったのか?
歴史を考えてみると分ってくる。

過去30年以上に渡って、仕事が溢れていたことに起因するようだ。
仕事を消化し安定させることに慣れきってしまった。そして常に消化しきれないほどの量だけはある。
消化が仕事で改革や挑戦は、仕事ではなく迷惑だと考えているようだ。環境とは、恐ろしいものだ。

多くのIT業界のマネジャは、殻を破らなければならない事態が来ると、否定的な態度になったり、避けようとする傾向にある。若い層が変革の提案をしても自分のこととして捕らえることが出来ない。
人は、環境に左右される動物なので、このようになってしまった。

自らが、変化の渦にならない限り、変革を創出することなど不可能だ。
言葉は、一見前向きだが、体が逃げている。
自らを帰還不能点に立って、改革の火を灯すのだ。改革こそが、IT組織の未来を作ることになる。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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